「あ……? あの……? し、したぎが……?」
「下着? そんな野暮ったい言い方はダメよ? 都会ではこう呼ぶの。『パ?ン?テ?ィ』ってね? ほら、言ってみなさい? 言わないともう扇いであげないわよ?」
ぱたり、と布の団扇が黒いチャイナドレスの前垂れに戻ると、少年は居ても立っても居られなくなり、自らの半生をかなぐり捨てた。
「ぱ、パンティ……? パンティがみえてますぅ……?」
「ふふ? そうね? 耻ずかしいわ? でもボクくんになら见せてあげてもいいかなって思ったの? だって、今まですごく顽张ってたんだから?」
……ぱたぱた……? ぱたぱた……?
むわっ? むわあぁっ?
「はぁ~…? はぁ~…? パンティ……? パンティ~……?」
「そうそう? ボクくんのようなエロガキには、そういうスケベな物言いの方が似合ってるわよ?」
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うわ言のように女性用下着の呼び名を缲り返しだした少年に、黛良は胜ち夸ったような表情で见下ろした。瞬时に少年の両隣――红兰と雪花に目配せをする。
少年の右腕を抱え込んでいた红兰と、左足の上で尻を滑らせていた雪花は、笑顔を浮かべて颔いた。
「ふふ? そっか~? ボクくんはパンティが好きだったんだね~? それならおねーさん达のチャイナドレスにエッチな视线を向けて兴味津々だったのも颔けるな~?」
「くすくす? バレてないと思ってずっとスリットから见えてる纽パンの结び目をガン见してましたもんね? でもパンティフェチなら仕方ないですもんね?」
「あらあら? ふたりとも意地悪してはダメよ? ボクくんは都会に来るのも初めての田舎者? きっと自分がパンティフェチだったことも知らないのよ? ようやく本当の自分を见つけられたのだから、お祝いしてあげないと?」
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三人の美女が见下したような笑みで何やら喋っているが、少年の耳には届かない。
彼の全神経は、右腕に抱きつく红兰の柔らかなおっぱいの感触、左足に跨る雪花のハリのある尻の弾力、そして眼前に阵取った黛良の魅惑の黒パンティに注がれていた。
もはや何のために美女に囲まれているのかすら忘れた少年が集中する対象を変えたのは、红兰、雪花、黛良の三人が悪魔的とも选択を採ったからであった。
「じゃあ、みんなでパンティ见せてあげようか?」
「賛成です? ボクくんもずっと见たがっていたみたいですし?」
「あら? それなら私はふたりに负けないようもっとちゃんと见せてあげないと?」
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