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日文自己看(3)



「だってコイツらでしょ? あたしらの部室取ったの.许せねーんだけど.オタクの癖によぉ」
「だよねー.ウチらだってちゃんとした部活じゃん.ふざけんなよなぁ」

彼女たちがたむろしている部屋は元新闻部専用の部室であり、今はe-スポーツクラブの第二部室との兼用にさせられていた.

「他にいい场所ある?」
「知らね.めぼしい场所は清楚系が大体使ってんじゃん」

清楚系とは、圣フィリップ学园における圣人様の教えを真っ当に浴びて育ってきた、お上品で育ちの良い生え抜き女生徒の事である.

今部室にいる彼女たちのような外来组とは完全に毛色が违う.そもそも彼女たちは前の学校で素行が悪かったせいで亲から更生所代わりにフィリップに送り込まれた者がほとんどで、当然ながら清楚系とはソリが合わない.
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「つーか金ねーんだけど」
「わかる.先週もウチ、“外部取材”いっちゃってさぁ」
「あー、佳代はパパじゃなくて彼氏だもんね」
「そーそー.顔は良いけど贫乏なんだよねぇアイツ.デートも割り勘だしよぉ.ほんと金かかってしょーがねーんだけど」

外来组の彼女たちが新闻部に入った理由は2つある.
1つは、日中にスマホ利用が禁止されてるフィリップ学园で、部室のパソコンからSNSを覗ける时间を少しでも増やすため.もう1つは、外部取材届けを出せば坚苦しい寮生活の槛から一时的に抜け出せるので、自由に游びまわる机会を作るためだった.

そんな生徒たちが集まるせいで、ここ数年ロクな校内新闻が刷られていない.

「あっ! やばっ! オタク君たち来たんだけど!」
「どうしよこれっ! 先公にチクられんじゃん! パソコン消さなきゃ.电源どこ?」 nvwang.icu
「コンセント抜こうよ! ほらっ」
「あっ、消えたっ! おっけ!」

「あっちの部屋に隠れよ!」
「エロ本出しっぱなしだよ! 速く隠して!」
「やばいやばいやばい」



   ※



「‥‥予算のファイルどこだっけ」
「こっちこっち.新闻部が赤のファイルで、うちが青いファイル」

「あー、これか.でもさ、ぶっちゃけどうしようね?」
「予算の使い道? 确かに、もうないよな」
「先生たちはe-スポーツのパソコンって100万円も200万円もするって思い込んでいるようだけど、そんなに必要ないよね」
「回线とグラボさえしっかりしてりゃあな.回线もこの前、太めの光を通したばっかだしな」

「今はパズル部门と格闘部门と、まぁ全部の部门に均等に分けてるけど、どこも使い道に困ってるよね.それぞれ100万円くらい余ってる?」
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